
CCUS建設キャリアアップシステムは2015年に国土交通省の建設産業活性化会議にて発足され、2020年に入ってから事業者・技能者の登録数が増加し、建設業において注目される業界の改革ポイントです。
都心部の建設業者はもちろん、地方からも「いつかはやるしかないですね。」とつぶやく声、よく耳にします。
本稿ではCCUSの概要や必要とされる背景をはじめ、登録に必要な手続き及び弊事務所がサポートできる範囲を紹介します。
目次
CCUS建設キャリアアップ
システムとは
将来にわたり建設産業の担い手を確保していく上で、建設技能技能者のキャリアアップの道筋を示すこと、技能者が適正な評価と処遇を受けられること、建設現場をより適切・効率的に管理する環境を整備することが求められている。このための手段の一つとして、CCUS建設キャリアアップシステム事業では、
技能者の技能や経験を蓄積し、技能や経験に応じた適切な評価や処遇の改善、工事の品質の向上や現場の効率化を実現するシステムの構築を目指すものである
〇技能者の保有資格・社会保険加入状況や現場の就業履歴などを業界横断的に登録・蓄積して活用する仕組み
〇技能者の能力・経験等に応じた適正な処遇改善につなげる
〇技能者を雇用し育成する企業が伸びていける業界環境をつくる


その背景と今後の発展
〇建設業において若手人材の参入が減少し続けている
日本の建設業では若手人材の参入減少が深刻な課題となっている。国土交通省の資料によると、建設業就業者に占める29歳以下の割合は2021年時点で12.0%にとどまっており、高齢化が進行している。さらに、1998年には29歳以下の割合が22.0%であったのに対し、2014年には10.7%まで低下しており、若年層の入職が長期的に減少していることが分かる。一方で、55歳以上の就業者割合は24.1%から34.3%へ上昇しており、建設業界では若手不足と高齢化が同時に進行している。
〇高齢化になった技能者が大量退職時を迎える
高齢化等により技能者が大量に退職することが見込まれ、将来にわたる社会資本の品質確保と適切な機能維持を図るためには、建設業の将来を担う若者の入職・定着を促すためにも、技能者の処遇改善を図るITシステムの構築は極めて重要です。
〇労働力人口が総じて減少する日本に経済発展のため外国人材を受け入れていくに必要不可欠
建設業界の就業者数は1997年の685万人をピークに、2020年11月時点では505万人に減少しています。生産性向上や国内人材の確保のための取組を行ってもなお人材の確保が困難な建設分野において、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れていく制度の構築は必要不可欠です。

企業にとってのメリットは
〇公共工事や元請企業からの評価向上
国土交通省はCCUSの普及を推進しており、国直轄工事ではCCUS活用モデル工事を実施し、事業者登録率や技能者登録率などの達成状況に応じて工事成績評定で加点する制度を設けている。また、多くの自治体でも総合評価落札方式における加点措置が導入されており、例えば長野県ではCCUSを活用する企業に対して総合評価で0.25点を加点する制度が設けられている。これらの加点は入札時の企業評価向上につながり、受注競争において有利に働く可能性がある。
〇若手人材の確保・定着につながる
技能者の経験や技能レベルが「見える化」されるため、キャリア形成の道筋を示しやすくなり、若手のモチベーション向上や離職防止が期待できます。
〇技能者情報を一元管理できる・社会保険加入状況などの確認が容易
技能者の資格、就業履歴、研修受講歴などをデータベースで管理できるため、紙の書類管理の負担が軽減されます。
適正な労務管理を行っている企業であることを証明しやすくなり、コンプライアンス強化につながります。

登録手続きと現場運用
〇インターネット申請・認定登録機関申請
インターネット申請は→CCUS建設キャリアアップシステムホームhttps://www.ccus.jp/
認定登録機関は各都道府県に設置されている(要予約・要費用)https://www.ccus.jp/attachments/show/ninteitouroku_list
CCUS登録行政書士によるインターネット代行申請
https://www.ccus.jp/attachments/show/touroku-gyouseishoshi_list
〇CCUSに新規で事業者・技能者登録

〇現場登録・カードリーダー等を現場に設置
〇施工体制登録、施工体制技能者登録
〇現場に置かれたカードリーダーにタッチ等することで就業履歴が蓄積
その費用
〇技能者登録料
技能者が本システムを利用する際に必要な登録料です。カード有効期間は発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。なお、申請時60歳以上の方の有効期限は同14年目の誕生日まで、本人確認書類未提出者は同2年目の誕生日までが有効期限です。
| 申請方法 | 登録料(税込) |
|---|---|
| インターネット | (1)簡略型:2,500円 |
| (2)詳細型:4,900円 | |
| 認定登録機関 | 詳細型:4,900円 |
〇事業者登録料
事業者が本システムを利用する際に必要な登録料です。登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から5年後の登録月末まで有効となります。登録料は事業者の資本金額をもとに決まります。
| 資本金 | 登録料(税込) |
|---|---|
| 一人親方 | 0円 |
| 500万円未満(個人事業主含む) | 6,000円 |
| 500万円以上1,000万円未満 | 12,000円 |
| 1,000万円以上2,000万円未満 | 24,000円 |
| 2,000万円以上5,000万円未満満 | 48,000円 |
| 5,000万円以上1億円未満 | 60,000円 |
| 1億円以上3億円未満 | 120,000円 |
| 3億円以上10億円未満 | 240,000円 |
| 10億円以上50億円未満 | 480,000円 |
| 50億円以上100億円未満 | 600,000円 |
| 100億円以上500億円未満 | 1,200,000円 |
| 500億円以上 | 2,400,000円 |
〇管理者ID利用料
事業者が建設キャリアアップシステムにおいて事業者情報(現場情報を含む)を管理するために 必要となる管理者ID に対する利用料金です。毎年お支払いいただく必要があります。
| 1IDあたり* | 11,400円(税込)) |
|---|
*一人親方の方の管理者ID利用料は、2,400円です。
*現場管理者として登録されたIDについては管理者ID利用料をいただきません。
〇現場利用料
システムにおいて現場・契約情報を登録した事業者(元請事業者)に対し、当該現場における技能者就業履歴情報の登録回数(現場に入場する技能者の人日単位)に対する利用料金であり、一定期間ごとの事後精算でお支払いいただく必要があります。
| 1人日・現場あたり* | 10円(税込) |
|---|
*現場利用料の請求例:
20 人の技能者が50 日就業した場合 20人×50日×10円=10,000円
同一現場で朝と昼休み後に2回入場 1人日×1現場=10円
午前と午後で同一元請の別現場に入場 1人日×2現場=20円
弊事務所のサポート内容
| 内容 | 料金 |
| CCUS新規登録代行 (技能者) | ¥20,000~ |
| CCUS新規登録代行 (事業者) | ¥40,000~ |
| 事業者IDの紐付け作業 | ¥5,000~ |
| 技能者ID・パスワード再発行手続き | ¥7,000 |
| 技能者カード再発行手続き | ¥13,000 |
| CCUSレベル判定手続き | ¥30,000~ |
| CCUS現場運用サポート | お問合わせください |
| その他サービス | お問合わせください |
事務手続きはぜひ弊事務所に任せて、
本業に専念できるような時間の使い方をしましょう。
どんなことでも、お気軽に問い合わせをしてみてください。
出典:CCUS建設キャリアアップシステムホームページhttps://www.ccus.jp/
国土交通省ホームページhttps://www.mlit.go.jp/
